記事を書いている2021年1月現在、コロナ禍不況の真っ只中です。

その中で、私は「無職の求職者」でもあり同時に知人の会社で「企業の採用担当者」としても働いています。

 

不景気時は書類選考すらなかなか通らないくらい応募があります。

求人倍率が通常時数倍⇒コロナ禍100倍以上の状況です。

 

正直、目を通すだけでも大変です。

⇒詳しくは下記を参照ください。

英語など外国語歓迎の求人倍率は100倍以上!コロナ禍の転職は運ゲー状態です。【コロナ禍での転職の実情 採用担当側として②】

 

目に留まりやすい応募書類のポイントを、求職者と企業側の双方の立場を同時体験している変わった立場から考えてみようと思います。

 

その前提として、企業の規模や性格を見抜く必要があります。

同じ業界、同じ職種でも会社によって求めるスキルが違います。

ある程度は、規模や歴史でパターン化可能です。

このような事を転職エージェントさんは、あまり指摘しません。

だから、ミスマッチが起こります。

結果、企業側も応募者も、数打ちゃ当たるというマインドになっているように感じます。

 

 

私は過去の職歴として、大企業、中堅企業、小規模企業、歴史のある企業、ベンチャー企業など様々な会社と付き合いがありました。

ただ具体的な職種については、主に国内資本の営業職、企画職、事務職になります。

以下は、国内資本の営業職、企画職、事務職における一例とお考え下さい。

 

 

企業規模がどの程度かを把握する

主に下記3つに分かれると思います。

 

・大企業~中堅企業又は部署:従業員100名以上

・中規模企業又は部署:従業員30名以上

・小規模零細企業又は部署:従業員30名以下

 

目安になる従業員数についてですが、私の経験上で分けました。

中小企業基本法などに規定されている従業員数ではありません。

 

「会社又は部署」としているのは、採用活動が会社単位の時と部署単位の時があるからです。

規模の大きい会社でも、採用権限が支店などの部署に移管されているケースもあります。

そうなるとその支店規模によって、同じ会社でも採用基準が変化します。

 

当然、「大企業でも、中身は中小零細企業マインド」という会社もあるので100%あてはまりません。

あくまで傾向としてお考えください。

 

大企業~中堅企業に求めらるスキル

30歳半ば以上は「専門性に基づく経験に加え、マネジメント経験」を要求されやすいと思います。

 

30歳半ば以下の若年層は、「専門性に加え、思考や異動に対する柔軟性」を要求されやすいと思います。

年齢層関係なく共通することとしては、表向きは自発的に動くセルフスターター型を求めます。

 

しかし実際には組織に従順で、根回しに慣れている人が好まれます。

なお派閥争いは、程度の大小はあれ必ずあります。

敗れた方は、左遷されるというのが現実にいまだにあります。

 

次はあえて中規模企業を飛ばして小規模零細企業を説明します。

 

小規模零細企業に求めらるスキル

 

「トップの考え方(目的)に共感してくれる人」か「確実に実績を上げれる見込みのある人」

 

が年齢層関係なく求められます。

 

トップが一人で会社の将来を考えて動いているケースが多く、「目的に共感している人」はトップの孤立感を柔らげる意味で重宝されます。

結果として、イエスマンで固めがちになるトップも多いです。

 

あるいはその逆で、本気でトップと意見をぶつけ合って、意思の統一をしている企業も見受けられます。

目的が一致していることが重要で、そのための手段は、とにかく結果が出ることが一番だからです。

 

ただ、足元の売り上げも重要な為、

「トップの考え方(目的)は、共感しなくていい。否定さえしないいだけでいい。確実に実績を上げれるなら、何をしてもいい」ということがあるのも現実です。

 

「トップとはどちらかというと仲が悪い社員がいる。しかしクビにならないし左遷もされないし、評価はされている人がいる」ということが見受けられる背景かと思います。

専門性やマネジメント経験については、企業の社風に大きく左右されるので、一概には言えない難しさがあります。

例えば経理職。

会計処理、財務資金繰りなど経理の本業だけを求める会社もあります。

上場企業の会計経験が必要な場合もあります。

企業によっては、総務人事法務も求められます。

営業事務や購買経験も求める会社もあります。

役員や現場、営業のパシりを求める会社もあります。

求人の募集要項や企業情報を調べて、見抜くしかありません。

 

一番やっかいなのは中規模企業に求められるスキル。

この規模の企業は一番中途半端です。

求められるハードルが実際には一番高いと思います。

 

「専門性に基づく経験がある」

「マネジメント経験がある」

「セルフスターターが欲しい」

「根回しできる人」

「思考や異動に対する柔軟性があること」

 

というような中堅企業以上が求める素質をすべて要求する傾向があります。

一方、「トップの考え方に共感してくれる人」も必要です。

 

評価や人事制度を形式上整えているところもありますが、それですべてを処理できていないことが多いです。

トップや特定の優秀な人に依存していることが多いです。

一方でそれを良しとは思っていない為、他のスタッフへの業務の標準化を考えていることが多いです。

ジレンマを抱えて成長が鈍化又は停滞しているケースがあり、転職希望者に過度な期待するケースが経験上見受けれます。

 

ただ基本的には、大企業の方向に進みたいと思っている会社が多いです。

そのため書類選考時は「大企業~中堅企業又は部署以上」と同じようなマインドでよいと思います。

 

もし専門分野やマネジメント経験以外で他に幅広い業務経験があるなら、箇条書きで控えめに記載しておきましょう。この規模の会社は、何でも屋を否定して組織を大きくしたい一方で、何でも屋に頼らざるをえない現実があります。

何でもできる「スーパーマン」を望む傾向が、実は3つの会社規模分類の中で、最も高いと思います。

ただし理想は「専門分野に明るい人」「専門分野を高めてほしい人」を望んでいる現実があるので、「何でも屋」の部分は箇条書きで控えめに記載するのが一番目に留まると思います。

 

 

「社歴の長い古い体質の企業」か?「社歴の浅いベンチャー企業」か?

 

おおむね設立20~30年を経過しているか否かが、「古いorベンチャー」かの基準点かと思います。

 

 

古い体質の企業に求められる人材

まず、いわゆる「総合職(又は専門職)」か「一般職」の考え方があります。

表向きは否定する会社がありますが、実際には分けて考えている会社が多いです。

 

そして入社20~30年程度のベテランが必ずいます。

特定の社員の高い経験又は出来上がった会社の制度があり、ある程度順調に運用がなされています。

そのため総合職、一般職問わず最低でも入社半年~3年程度までは、文句を言わず従順に従う人を求める会社が多いと思います。

 

その後は、「総合職」か「一般職」で求められる傾向が変わると思います。

 

「総合職(又は専門職)」と「一般職」について

・「総合職(又は専門職)」

疑問点をもって、新しい方法をチャレンジできる意思や経験のある人を求める。

そのため、「専門性に基づく経験」「マネジメント経験」が求められると思います。

 

・「一般職」

とにかく従順な人を求め続けます。

かつ、愛想がよく、雑務や少々のイレギュラーなら文句言わずに対応してくれる人を強く求めます。

 

 

社歴の浅いベンチャー企業に求められる人材

立ち止まる余裕や思考が無いところが多いので、

「仕事大好き人間の、総合職(又は専門職)」を求める傾向が強いと思います。
仕事が趣味でないと務まらないと思います。
労働基準法などのコンプライアンス意識は自然と低くなりがちです。
ただ、一方で「休む時は休む」というメリハリをつけている人も多いようにも感じます。

なお「一般職」に該当する人も必要です。
しかし歴史が古い会社以上にドライな考えをしていて、パートタイマーなどの非正規雇用で十分と思っているところもあります。